新媚薬エド(女子大生編・前編)
1.物色
そろそろ次の実験材料が必要だ。孝明は軽い溜息をつくと、いかにも素人が作ったらしい新聞広告をぼんやり眺めた。
J女子短期大学祭。物色には悪くない舞台だ。孝明は久しぶりに無精ひげの手入れをし、鏡の前の自分のチェックをした。
やっぱ、怪しい奴かな。孝明はにやりと口元を吊り上げると、冬空の陽光の下、気だるげに出て行った。
女子短期大学祭は、一種独特の華やかさと、エロスとが同居している。
爽やかな笑顔をふりまく好青年と、視線が定まらない一群のぱっとしない野郎どもが、
色気を隠すことなく振りまく女子大生の周りにたむろしていた。
孝明はもちろん後者に属することは承知しているものの、やはり、少しは普通以上に見られたいとの思いがある。
「たこ焼き、いかがですか」 振り返ると、まぶしい女子大生が孝明ににっこり微笑んだ。
どことなく例の婦警を思わせる清楚な顔立ちだ。
いや、体つきもよく似ていて、ふくよかな形のいい胸ときゅっと締まった腰つき、
さらにはボリューム感のあるお尻が、そう、実にいやらしい。

「じゃ、ひとつ貰うかな」 女子大生は軽くうつむくと、孝明にたこ焼きを一皿差し出した。
その一瞬を逃さず、エドの入った小瓶が女子大生の首筋で軽く振られた。
「有難うございました」 女子大生の明るい声が孝明に向けられた。素敵な笑顔だ。
「学祭が終わった後は、用事とかあるの?」 つい、遠慮がちに孝明は女子大生に笑顔で尋ねた。
「ええ、友達と打ち上げの予定です」 女子大生に軽くあしらわれた格好だ。しかし、目的は達成された。
夕方まではここにいるということだ。
「それは、残念」 孝明は肩をすくめると、足早にその場を後にした。

女子大生は迷うことなく孝明の年代物のカムリの助手席に乗り込んだ。
孝明の胸元にもエドがたっぷり噴霧されており、孝明は全く驚かなかった。
「どちらへ?」 女子大生の問いを全く無視して、孝明はカムリのアクセルを踏み込んだ。
いいところ、さ。孝明は女子大生の滑らかに突き出た太腿をチラリと盗み見て舌なめずりをした。
「なんだか、不思議な気持ちですね。初めてお会いしたというのに、運命で結ばれた二人のような。そんな感じがします」
女子大生は孝明の横顔をじっと見つめると少し小首を傾げていった。
声は上ずり、のどはきっとからからに渇いている。蒸気して真っ赤になった女子大生の頬がバックミラー越しに垣間見えた。
2.暴かれた正体
女子大生の歓喜の叫びが部屋の中にこだました。
孝明はうるさいと女子大生の頬を殴りつけ、孝明のペニスを女子大生の口の中に無理やり押し込むと、
女子大生の髪をぐしゃぐしゃに掴んで激しいピストン運動を開始した。
女子大生の悦びの声は、孝明のペニスによって遮られ、孝明の大量のザーメンの中に埋没した。
「また、明日ここに17時に来い」孝明は女子大生にいつものように住所の記載された紙を投げると、そのまま部屋を出ようとした。
女子大生は恍惚の状態で、仰向けに天井を見つめている。真っ白な体に真っ黒な陰毛が強いコントラストを描いている。
孝明の足元に女子大生の学生証が触れた。何気なしに拾い上げると、女子大生の名前も知らないことに今更ながら気がつく。
「小野寺詩織、20歳か・・・」 ざわざわした冷気が孝明の頬をなでていく。なんだ?「お・の・で・ら・・・」
偶然の一致にしては出来すぎている。それは例の婦警の苗字と一致していた。
孝明は、いまだに恍惚状態で惚けている女子大生、詩織のあごを両腕で乱暴に持ち上げた。
「お前はあの婦警、優子の妹か?」 詩織は孝明の瞳をじっと見つめると、こくんと力なく頷いた。
孝明は詩織の顔をじっと見据えると、はん、と鼻で笑い飛ばした。
「敵討ちのつもりだったのか」 再び力なく頷く詩織を、孝明は残忍な瞳で見下ろした。
「残念だったな。お前は俺の命令には逆らえないんだよ。姉妹そろって、精神病棟行きとは哀れというより愚かだな」
孝明はそう言うと、しばらく辺りを見回し、にやりとほくそ笑んだ。たまには残虐プレイもいい。
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